はじめに
この記事について
- 音楽活動経験無しのDTM初心者
- オーディオインターフェイスを買うのは初めて
このような素人が書いた感想・レビューですので、その点をご了承ください。
2024/1/4:記事を更新しました。この色の文章は追加された文章です。
2024/7/28:記事を更新しました。
2024/7/28:記事を一部訂正させて頂きました。
UR22Cを購入
念願のUR22Cをやっと購入できました。初めてのオーディオインターフェイスです。
趣味でDTMやるなら持っておいて損はしない、みたいな話をよく聞く(記事を見かける)ので、ならばエントリーモデルを買ってみよう!ということで買ってみました。
半導体不足の影響なのか、他メーカーの機種も含めてオーディオインターフェースの在庫がない状態が続いていたと思うのですが、近ごろ状況が変化してきたようですね。
UR22Cは、ヨドバシのネット通販ではしばらく「販売終了」状態が続いていて購入できなかったのですが、取り扱いが再開したらしく、そちらから購入や取り寄せができるようですね。
この記事を投稿する直前、2022年11月2日の時点でまだいくつかの店舗に在庫在り、という状況でした。
わたしと同じようにUR22Cの入荷を待っていた人、けっこう多いのではないでしょうか?
ちなみに、秋葉原のヨドバシカメラではUR22Cの現物が展示してありました。たしか9月末くらいだったと思います。以前よりオーディオインターフェースの展示が増えたように感じます。需要が増しているのでしょうか。






UR22Cを選ぶ理由
数あるオーディオインターフェースの中からUR22Cを選んだ理由としては
- USB3.0接続
- 同梱ソフトが魅力的
- サイズと形状
主にこんなところです。
USB3.0接続
USB3.0接続の製品があるのなら、現在のDTMにはそれだけの通信速度が必要とされるのではないか?であれば、2.0よりかは3.0を選んだ方が良さそうだ、という理由です。
USBメモリーでも2.0と3.0では処理速度かなり変わってきますから、あの速さの違いを思えば、まあ、3.0接続の方がベターかな、と判断しました。
ただ、2.0と互換性があるとされていますし、公式の製品紹介ページやマニュアルをざっと見ても、3.0でなければならない使用条件は見当たりませんでした。
…関係ないのかも?
同梱ソフト
Cubase AI
Cubase AIが付属します。
Cubaseを使用している方、多いらしいのでちょっと体験してみたかった、というのがありますね。わたし、StudioOne以外にはDomino、Garage Bandしか作曲ソフトの経験がないので、何かの糧になればな、といった感じです。
Cubasis LE
iPadで使用できるCubasis LEというアプリが付属しているようですね。
アプリが付属、というより、アプリを使用できる権限が付与されている、という感じでしょうか。UR22CをiPadに繋げれば、認証されて全機能が解放されるそうです。
まだiPadに接続したことがないので、いずれやってみます。
Steinberg plus
Steinbergでアカウントを作成すれば、無料のインストゥルメント、ループセットがDLできるようですね。これもまだやってません。
普段StudioOneでインストゥルメントを選ぶ時、楽器の名前を見てもどういう音がするのか全く想像できないんですよね。ベース一つとってもすごく種類多いし、ドラムのセットもそれぞれ組み合わせ方が全然違います。
作りたい音楽に適したインストゥルメントはどれなのか、それこそ楽器に圧し潰されそうになっている現状、こういう音源系のDLって、どうも後回しにしちゃうんですよね…。
2024/02/12:追記
steinberg plusに関する記事を投稿しました。
DORICO SE
購入特典という訳ではないですが、箱にもシール添付してあったので、一応。上述のアカウントがあれば無償で「DORICO SE」という楽譜作成ソフトを入手できるらしいです。
これもまだやってないですね。
サイズと形状
棚にスペースの余裕がないもので、あまり大きいのは置けないのですが、このUR22Cはモバイル録音も念頭にあるため、コンパクトな仕上がりです。公式の製品紹介ページによれば重さとサイズは以下の通りです。
質量 | 1000g |
全幅 | 159mm |
全高 | 47mm |
全長 | 159mm |
天板は傾きはなく水平です。
UR22Cを使ってみて
PCのOSはwindows10です。
入力
端子に繋げるような楽器を持っていませんし、そもそもどの楽器も弾けないので、入力の性能はどうなのか?については正直全くわかりません。
UR22Cに合わせてコンデンサーマイクはひとつ購入しましたが、これは録音のためでなく、オンラインゲームのボイスチャットのために買いました。全然音楽用途ではないですね。
同じような需要があるかはわかりませんが、一応具体的に申し上げますと、
GTA Onlineにおいて、UR22Cにコンデンサーマイクを接続してボイスチャット機能は使用可能
でした。
当たり前のことなのかもしれませんが、わたしがそうだったように、ちゃんと動作するか不安な方がいらっしゃるかもしれないので、念のため。
使用しているマイクはTASCAM製のTM-80です。




TM-80についてはこちらからどうぞ。
2024/7/28:追記
UR22C、TM-80を使用して Studio One 上で楽器演奏の録音をしてみました。
結論を述べれば、問題なく録音は可能でした。
(録音の質については素人の私には分かりません)
感想を述べますと、頑張って大きい音を鳴らさなくてもしっかり音を拾ってくれるんだな、と感じました。
マイクのすぐ傍で演奏しないと音が小さくなってしまう、というようなことはなかったです。(ちなみに楽器はウクレレです)
録音したものを伴奏の一部として使用した作品のリンクを貼っておきます。
ヘンテコな曲ですが、よろしければご視聴下さい(^^)
演奏も始めたばかりで上手くないので、目立たないように打ち込んだ他の伴奏に紛れ込ませてあります。(開始から10~20秒くらいの間で聴こえるかも)
出力
こちらはモニターヘッドフォンでの出力を確認済みです。手持ちのスピーカーがUSB接続のものしかないので、リアパネルからスピーカーへの出力はまだ試せていません。
ヘッドフォン出力で聴いた感想ですが、PCのヘッドフォン端子に接続した場合と、UR22Cのヘッドフォン端子に接続した場合を比べてみると…。
確かに違いますね。
伴奏の各音がそれぞれ鮮明に聴こえるし、小さい音でも伸びているところは最後まで聴こえて、そして消えるのがわかるような気がします。
出ていない音は出ていないんだな、という感じもします。無音を感じるというか、そこが元々はシーンとした空っぽの空間で、そこで音が鳴っているんだな、と。ノイズが入らない、というのはこういうことなんでしょうか?
全然素人ですが、素人でもわかるくらいに音が変わると考えれば、それってかなり大きな質の違いなのではないでしょうか?
好きな曲にまた感動して、もっと好きになる。そんな体験できました。
使用しているモニターヘッドフォンはAKG製のK240STUDIOです。




2024/1/4:追記
リアパネルの【MAIN OUTPUT L/R】から手持ちのスピーカーの【AUDIO IN】に接続し、アナログ出力を確認しました。
ケーブルは付属していないので、下記の変換ケーブルを別途購入しました。
- フォーンタイプの二股(紅白)プラグ
- 3.5mmステレオプラグ
個人の感想に過ぎませんが、音質は同じスピーカーをPCにUSB接続した場合より優れているように感じます。
(手持ちのスピーカーはUSB、Bluetooth、アナログ接続が使用できます)
UR22Cのダイヤルは音量の細かい調整が操作しやすいため、最近はDAWで作業をしない時でもUR22Cからアナログ接続でスピーカーを使用しています。
またOUTPUTとヘッドホン出力の各ダイヤルが隣り合っているので、手間がかからず楽だと感じています。
その他
実際に使ってみて思ったこと、気付いたことです。
XLR端子とケーブルの接続
XLR端子を繋ぐの、初めてだったんですが、同じように初めてで、ちゃんと挿せているのか不安な方、いらっしゃれば…。


右の写真くらいまで入れば認識してますね。個人の感覚でしかないですが、「押し込む」というよりは「軽く挿し込む」くらいで奥まで入るようです。挿してみても、特に「カチッ」とか音、しないので、挿せた、という手ごたえは感じないです。そして、抜くときはするっと抜けますね。端子とケーブルの固定は固くはない印象です。
せっかくですから大切に使いたい。余計な力を加えてUR22Cを傷つけたりしたくないですよね。
2024/7/28:訂正と追記
上記、ケーブルの挿し込みについてて訂正させて頂きます。

楽器演奏を録音するため久しぶりにマイクを接続してみたところ、「ガチッ」と深く挿せました。
新品で差込口が固かった、破損を恐れて力を抑え過ぎた、等の理由で最後まで挿し込むことができていなかったようです。
この状態が正しいと思いますので、訂正させて頂きます。
申し訳ありませんでした。
ファンタム電源の切替
コンデンサーマイクを使用する際には、リアパネルのファンタム電源スイッチをオンにする必要があるので、フロントパネルの端子に繋ぐ機器によってはこのスイッチの切替が必要になるかもしれません。
そういった場合、UR22Cの裏に手を回せるスペースが上方・後方に必要になると思います。スイッチの切替は、私個人の経験談になりますが、慣れれば目視せずとも可能です。
UR22Cの上に物を置ける?
天板が水平。実はこれもポイントだったのですが、付属の取扱説明書の注意に、パネルが変色・変質するから、上にビニール、プラスチック、ゴム製品を置かないように、と書いてあります。フィギュア、置きたかったんですが…。これは、一旦、諦めましょう。
たぶん、1年くらい経ったら、置いてしまいますけどね。
デザインの美しさ
シルバー地に白の「Steinberg」、格好いいですね。高級感のある黒に印字が映えて見やすいです。
落ち着きのある佇まいです。
LEDランプ
ランプは白、赤の2色です。眩しくはないと思いますね。視界に入ってきて気になる、といったことはないです。

手触り
なめらかで、指先に嫌な刺激を感じることはないです。
サウンドデバイスの名称表示
出力・入力ともに Line(Steinberg UR22C) と表示されます。
タスクトレイにUSBの安全な取り外しアイコン
USBメモリのアイコンを選択すると、下のような表示が出ます。

取り出しを選択すれば、アイコンは消えます。UR22C側では、LEDランプが消灯するとか、そういう変化は特に見られません。
取り出し選択後は、出力・入力デバイスに Line(Steinberg UR22C) は表示されなくなります。
デバイスの立ち上げに失敗することがある
必ずではないですが、PCとUR22CをUSBケーブルで接続した状態でPCを起動すると、UR22Cが正しく動作しないことがあります。
UR22CのUSBランプが点滅したまま点灯へ変わらないので、デバイスマネージャーで確認すると、UR22Cに警告マークが表示されており、電源を入れなおす必要があると説明されています。

支持の通り、一旦PCとUR22Cを繋ぐUSBケーブルを外し、再度挿し直すことで問題は解決し、UR22Cは使用可能になります。
併用しているUSBスピーカーとの相性が原因かな、と思いますが、たぶんUR22CとUSBスピーカーの併用というケースはあまりないでしょうから、そもそもこんな問題は起こらないかもしれないですね。
USBスピーカーを使っていても、PCの起動後、安定してからUR22Cと接続すればこの問題は起こらないです。
iPadとの接続(2024/1/4:追記)
説明書にある通り、IOS機器で使う前の準備として『steinberg dspMixFx UR-C』をDLしました。
このアプリ、わたしには全く使い方が分かりません。
エフェクトを使うためのアプリであり、単独で起動したり、Cubaseシリーズから立ち上げることもできるらしいです。
現時点で、わたしがUR22CをiPadに接続するのは、モニターヘッドフォンを使って音を聴きたいから、それが理由です。
その目的においては、このアプリを使用する必要はないので、使い方がわからなくて困る、ということはなかったです。
つまり、このアプリを操作しなくても、ケーブルで接続さえすれば、iPadから出力される音をUR22Cを通して聴く、それは可能でした。
(アプリの存在が必要か否か、わたしには判断できません)
まとめ
初めて購入したオーディオインターフェース、UR22Cを使ってみた感想をまとめると
- 入力の良し悪しはわたしには判断できない
- ヘッドフォンへの出力はPCからの出力より良い感じ
といったところです。動作確認した、という点では
- オーディオインターフェース UR22C
- コンデンサーマイク TM-80
- モニターヘッドフォン K240STUDIO
この組み合わせでGTA Onlineのボイスチャットは使用可能、くらいです。
2024/1/4:追記
もちろん、DAW(Studio One5)でしっかりと認識しています。
初回時にDAW側で設定が必要だった気が…?
(申し訳ないですが、かなり過去の話なので記憶が曖昧です)
UR22C、もっと活用していきたいです。
今回はここまでです。読んでくださった方、ありがとうございました。
2024/1/4:追記
やはりCubaseシリーズは一度体験をしてみたいなぁ、と感じます。
また、Steinberg plusでDLできるコンテンツも全然試していないので、せっかくなのでこれも取り組んでみたいです。
サイト名 | URL | 参考にした日付 |
---|---|---|
Steinberg UR22C製品紹介 | https://www.steinberg.net/ja/audio-interfaces/ur22c/ | 2022/10/25 |