コンデンサーマイク『TM-80』を使ってみて


はじめに


この記事について

  • 音楽活動経験無しのDTM初心者
  • コンデンサーマイクを買う、使うのは初めて

このような素人が書いた感想・レビューですので、その点をご了承ください。

マイクについて、といよりは、マイクを使ってみて音声認識の便利さに気付いたこと、マイクの付属品についての試行錯誤、が今回の主な内容です。


TM-80を購入


オーディオインターフェイス『UR22C』に合わせて、コンデンサーマイク『TM-80』を購入しました。

UR22Cについてはこちらからどうぞ。

オーディオインターフェイス『UR22C』を使ってみて

こんな箱に入っていました。サイズはざっくり290(W) × 70(H) × 120(D)mmです。


TM-80について


手触り

当たり前ですが、金属触っているな、といった感じです。きれいに磨かれていて、肌に引っかかることはないですね。

色は、公式の製品紹介ページを見るに、シルバーとブラックの2色あったようです。これはシルバータイプです。

付属品

  • XLRマイクケーブル(XLR-XLR Mic Cable)
  • サスペンション(Shockmount)
  • 卓上マイクスタンド(Mini Desk Stand)

こちら3点がセットで付いてきます。

寸法・質量

公式の製品仕様紹介ページによると

外形寸法48(W) × 165 (H) × 48 (D) mm
質量300g(本体のみ)
https://tascam.jp/jp/product/tm-80/specより抜粋

実際にサスペンション&スタンドをセットした状態では

高さ(オレンジ)約220mm
スタンドの半径(緑)約90mm
質量(サスペンション&スタンド含む)約500g
投稿者計測による

実際に計測してみて、高さについてはマイクを傾けた状態でもこの220mmを超えてくることはない、と思います。もし、マイクを下に向けて使用するなら、ケーブルの固さ、垂れ始める長さも考慮しないといけないと思います。

スタンドの脚の接地点3点がつくる円の半径が約90mmです。

お値段

ヨドバシカメラさんで購入して税込み5,800円で10%のポイント付きでした。


TM-80の使用状況


まず、これは伝えなければいけない、と思うのですが、

ちゃんと使用できていますし、満足しています。

他のマイクを持っていないですし、ヘッドセットも持っていないので、音質等について比較することはできないですが…。

使用例を具体的に申し上げますと、以下で動作の確認をしました。

  1. GTA Online で他プレイヤーとのボイスチャットに
  2. OneNoteのディクテーション機能に
  3. GoogleChromeの音声検索に

そもそも『TM-80』を購入したのは、 GTA Online というゲームで友人とボイスチャットしたかった、これが一番の理由です。
初めてマイクを買って、オンラインゲームで通信して、「おお、こっちの声届いている!」という感動体験をしました。

そして、これは使ってみてわかったことですが、windows、Chromeの音声認識、すごいですね。


TM-80を使ってみて良かったこと


音声認識の便利さに気付く

正直、今までこの機能の価値を知らなかったです。これ、使い方によってはかなり便利なのではないでしょうか?

例えば、「おはようございます」をキーで打つと「ohayougozaimasu」で計15文字打鍵しないといけないですが、喋ればすぐですね。
もちろん、数文字打てば変換候補が出てきますし、個人のタイピングの速さにもよるので一概に、どちらの方が速い、とは言えないと思います。
でも、わたしとしては、「あっ、これ打つより話した方が速いな」という場面が今後出てきそうな予感がしました。空いている手で他の作業をできるかもしれないですし。

はっきり喋るように意識して、以下の言葉で試してみました。

  • こんにちは
  • おはようございます
  • 東京都
  • 初音ミク
  • 隣の客はよく柿食う客だ

OneNote、GoogleChrome共に全て正しく認識しました。

またOneNoteで文章は認識できるか、以下の例で試してみました。

  • 今年の夏は暑かったですがいかがお過ごしでしょうか
  • 新年あけましておめでとうございます今年もよろしくお願い致します

これも正しく認識できました。すごい。

ただし、やはり個人の活舌によるところもあるので一概には言えないと思います。普段通り話しかけて、どの程度正確に認識してくれるのか、様子を見ていきたいと思います。

ちなみに、このディクテーション機能、Wordにも付いていますね。仮に手を怪我していても、なんとか文書作成できるかもしれません。

キーボードやマウスだけでなく、マイクの音声認識でもPCやアプリを操作する。そんな感覚を体験しました。


TM-80を使ってみてあれこれ


TM-80を使ってみてちょっと困ったことは

  • マイクの接続状態をマイクを見ても判断できない
  • マイクをサスペンションに通す方法
  • マイクの角度調整(サスペンション&スタンドの扱い)

主にこの3点ですね。

接続状態が表示されない

マイク本体にLED等のランプがないようです。UR22C側にもPEAKランプはありますが、ケーブル先との接続状態を示すランプはないようです。
マイクケーブルを挿した際、一瞬PEAKランプが光ることがありますが、毎回ではないので、そういう仕様ではなさそうです。

なので、windowsのサウンドの設定からマイクのテストをする等、実際に声や音を出してみて確認するしかないようです。

素人考えではありますが、個人的には、マイク本体に接続状態を表すランプがあれば嬉しかったな、と思います。

マイクをサスペンションに通すには?

サスペンションにマイクをセットする方法がわからなかったです。サスペンションの輪が明らかにマイクより狭くて、「どうやってもマイク通らないけど??」と困ってしまいました。

しばらく眺めているうちに気が付いたのが、これ、つまみなんですね。洗濯ばさみの要領で、ここをぐっとつまんでやると、マイクを通す輪が広がる、とそういう設計みたいです。

マイクの角度調整

付属品のサスペンション&マイクスタンドです。マイクの重さに負けます。

マイクとスタンドの重さのバランス

黄色の角度がおおよそ45度を超えてくると自立不能です。こてんと倒れて、机上から落下する危険性もあると思います。

写真①:このくらいが限界の角度です

一方で、サスペンションとスタンドの結合部のネジを緩めれば、サスペンションがスタンドを軸に回転し、マイクの位置をスタンドの脚のどれか1本の位置に重ねることができます。

赤の楕円がサスペンションとスタンドのネジ

この形だと、自立できますね。脚と脚の間にマイクがある(写真①の状態)と支えきれず倒れますが、脚とマイクが重なるとうまく支えてくれます。
コードの首が折れないよう配慮しても、黄色の角度をだいたい55度くらいまで増やせます。
サスペンションとスタンドが完全には固定されていないので、マイクがスタンドを中心に回転しますが、これは都合が良い部分もあるかもしれませんね。

写真②:安定感はかなりあります

サスペンションのネジの締め具合

これは個体差あるかと思いますが、わたしの場合、時間経過とともに黄色の角度が増加していきます。そして、写真①の状態の場合は、そのうちに倒れます。
マイクの重みのせいでしょうね。

力を込めすぎるとねじ山痛めるかも

その場合、こちらの金属ネジをマイナスドライバーで締めると解決できました。キツク締めすぎると動かなくなってしまうので、試しながらちょうど良い締め具合を探す感じですね。

このサスペンション&マイクスタンド、扱い方を説明した資料が見当たらないので、この方法が正しいのかはわからないんですけどね。


まとめ


素人が初めてコンデンサーマイクTM-80を触ってみた感想でした。

ちゃんと使用できています。そして満足しています。

素人なので、TM-80のマイクとしての性能について評価できません。「この値段でこの性能なら素晴らしい」みたいなこと、わたしには言えませんので。

OneNoteのディクテーション機能、Chromeの音声検索、活用していこうと思います。いつか楽器の演奏ができるようになったらTM-80で録音してみよう、なんてことも妄想してます。

今回は以上です。読んでくださった方、ありがとうございました。

サイト名URL参考にした日付
TM-80 | 製品トップ | TASCAM(日本)https://tascam.jp/jp/product/tm-80/top2022/11/3
https://tascam.jp/jp/product/tm-80/spec同上
参考URL

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