At the Beginnig
HAMMERSMITH FREE をインストールしてみました。
この記事は HAMMERSMITH FREE のインストールについての体験を記したものであり、 HAMMERSMITH FREE の音楽的な性能・特徴等について述べたものではありません。
以下、私の制作環境です。
| CPU | Intel Core i7 |
| RAM | 32GB |
| GPU | GeForce RTX 2060 SUPER |
| OS | Windows10 |
| DAW | Studio One 5 Artist |
| Audio Interface | Steinberg UR22C |
Kontakt は無償版の Kontakt Player です。
2025年9月現在、上記の環境で HAMMERSMITH FREE を問題なく使用できています。
私のインストールの体験がどなたかの参考になれば幸いです。
About
HAMMERSMITH FREE について簡単に記します。

Soniccouture が製作している HAMMERSMITH PRO というピアノ音源の無償版です。無償版には機能制限があります。
画像は公式サイトに載っている PRO と FREE の性能比較表です。

PRO では6種類のマイクを使えるようですが、FREE では Schoeps MK4 Pair のみとなります。
HAMMERSMITH PRO のページで各マイクロフォンのサンプルが視聴可能であり、Schoeps MK4 Pair のサンプルを聴くことができます。
https://www.soniccouture.com/en/products/26-percussion/g49-the-hammersmith
FREE をDAWで試した後に Schoeps MK4 Pair のサンプルを聴いてみると、確かにこういう雰囲気の音が鳴っているな、と感じます。
無償版では実際にどういう音が鳴るのか確かめるには、このサンプルを視聴するのが良いのではないか、と思います。
How to Install
HAMMERSMITH FREE 導入のための流れです。
- HAMMERSMITH FREE と Kontakt Player
- システム要件の確認
- Native Access, Kontakt Player のインストール
- Soniccoutureアカウントの作成
- HAMMERSMITH FREE のインストール
順に進めていきます。
1. HAMMERSMITH FREE と Kontakt Player
HAMMERSMITH FREE を使用するためには Kontakt (Kontakt Player) が必要です。
Kontakt、Kontakt Player とは?
まず Kontakt、Kontakt Player とは何でしょうか?
公式サイトを参照すると以下のように紹介されています。
Kontaktは、世界で最も多彩なバーチャルインストゥルメントコレクションをホストするアプリケーションです。

こちらについて例を用いて説明します。
実際にDAW上で Kontakt Player を使用する流れを見てみます。
Studio One 5 で新規ソングを作成しました。

画面右のインストゥルメント一覧を見てみると、Native Instruments フォルダ内に Kontakt 8 を確認できます。これが Kontakt Player です。
次に Kontakt Player でトラックを作り、インストゥルメントエディターを立ち上げます。

HAMMERSMITH FREE、KONTAKT、Piano Uno がタイル状に並んでいます。
(左のピアノのタイルが HAMMERSMITH FREE です)
これらが現在私が所有している Kontakt Player 用の Instruments です。
私はこの3つの中から Kontakt Player で演奏する楽器を選ぶことができます。
例えば HAMMERSMITH FREE を選べば、このトラックで、つまり Kontakt Player で演奏する楽器は HAMMERSMITH FREE になります。
例えば任天堂Switchがあればスーパーマリオやゼルダの伝説が遊べるように、Kontakt Player があれば対応した様々な楽器(Instruments)をDAWで使用できるようになります。
尚、Kontakt Player の初期状態では使用できる楽器は Piano Uno のみです。
KONTAKT、そして HAMMERSMITH FREE は それぞれ Native Access から事前にインストールしました。
Kontakt Player がホストする Instruments を入手すれば、さらに使用できる楽器を増やすことができます。
今回の記事の場合、その対象の楽器が HAMMERSMITH FREE、という訳です。
Kontakt と Kontakt Player の違い
Kontakt Player は Kontakt の無償版に当たります。

私が使用しているのは Kontakt Player です。
HAMMERSMITH FREE は Kontakt Player で使用可能です。
まとめ
HAMMERSMITH FREE を使用するためには、そのホストアプリケーションである Kontakt または Kontakt Player が必要になります。
次に HAMMERSMITH FREE、Kontakt(Kontakt Player) が安定して動作する条件について確認します。
2. システム要件の確認
Kontakt Player、HAMMERSMITH FREE に必要なPCの性能はどの程度なのでしょうか?それぞれ確認します。
Kontakt 8 Player のシステム要件
HAMMERSMITH FREE を使うためには Kontakt Player が正しく動く必要があります。Kontakt Player のシステム要件を確認します。
最新版の Kontakt 8 Player のシステム要を確認します。
(Hammersmith Free サイト上の Minimum System Requirements を参照)

一応、Kontakt 8 のシステム要件も調べてみました。

ハードディスクの容量を除けば、要求される性能に差はないようです。
WindowsPCで要件を満たすには…
- OSは Windows10, 11
- CPUは Intel Core i5 以上
- RAM(メモリ)は 4GB(6GBを推奨)
- FeatureLevel 11_0 以上のグラフィックハードウェアサポートが必要
- ハードディスクに2GB以上の空きが必要
- ASIO, Core Audio, WASAPI がサポートされていること
こちらについては前回の記事で同じ内容を紹介しましたので、詳細はそちらをご参照下さい。
https://pingpongfrog.com/archives/3727
HAMMERSMITH FREE のシステム要件
公式サイトの記述を参照します。
Requires KONTAKT 6 or KONTAKT 6 PLAYER version 6.2 or later

こちらについては最新版の Kontakt 8 Player をインストールすれば問題ないと思います。
尚、公式サイトによれば HAMMERSMITH FREE のファイルは4.8GBあるそうなので、保存するドライブの容量にその分の空きも必要です。
(後述しますが、インストールするドライブの変更は可能です)
以上でシステム要件の確認を終わります。
ここから実際にインストールの作業に入ります。その前に必要となる行程を確認しておきます。
- Kontakt Player のインストール
- Native Access
- Kontakt Player (Native Access を通して)
- HAMMERSMITH FREE のインストール
- Soniccouture アカウントの作成
- HAMMERSMITH FREE (Soniccouture、Native Access を通して)
Kontakt Player を所持していない場合、まずその入手が必要であり、その過程で Native Access というアプリがPCにインストールされます。
これはNative Instruments 製のインストゥルメントやエフェクトを管理するツールです。HAMMERSMITH FREE のインストールの際にも使用します。
HAMMERSMITH FREE の入手に伴い Soniccouture アカウントの作成が必要になります。登録後、マイページからシリアルナンバーを取得し、Native Access を通して HAMMERSMITH FREE のインストールを行います。
まずは無償版の Kontakt 8 Player のインストールに移ります。
(有償版の Kontakt 8 については所持していないので記述できません)
3. Native Access, Kontakt 8 Player のインストール
こちらについても前回の記事で同じ内容を紹介しましたので、そちらをご参照下さい。
私は Native Access, Kontakt 8 Player を既に所持していますので、この過程はスキップしています。
Kontakt Player のインストールが済みました。
続けて HAMMERSMITH FREE のインストールに必要な Soniccouture のアカウントを作成します。
4. Soniccoutureアカウントの作成
まずは Soniccouture のアカウントを作成します。Soniccouture の公式サイトにアクセスします。
https://www.soniccouture.com/en

社名のロゴの下にあるメニューから “FREE STUFF” をクリックします。

HAMMERSMITH FREE を選んでクリックします。

このページでは HAMMERSMITH FREE のサンプルを聴いたり、簡単な機能紹介を見ることができます。
“DOWNLOAD” をクリックします。

HAMMERSMITH FREE を入手するに当たり、まず Soniccouture のアカウントを作成する必要があります。
“CREATE ACCOUNT” をクリックします。

全ての項目を入力し、“REGISTER” をクリックします。
尚、“I AGREE” に✓を入れた場合、Soniccouture から宣伝等の通知が届くようです。

登録完了です。
Soniccouture から確認のメールが届きます。
件名は “James & Dan” でした。お二人は Soniccouture の代表のようですね。
https://www.soniccouture.com/en/company/
メールを開き青文字のリンクをクリックすると、ログインページに遷移します。

“LOGIN”をクリックします。
(メアドとパスは入力済みだったような…?空欄であれは入力して下さい)

“MY PRODUCTS” ページに遷移しました。
以上で Soniccoutureアカウントの作成は完了です。
尚、このページから HAMMERSMITH FREE のインストール作業を始めますのでブラウザは閉じないで下さい。
5. HAMMERSMITH FREE のインストール
HAMMERSMITH FREE のインストール作業に移ります。
シリアルナンバーの発行
“FREE PRODUCTS” から HAMMERSMITH FREE を探し、Serial Number 下の “+Add Free License” をクリックします。

シリアルナンバーが発行されました。
(画像では消してありますが、Serial Number 下に文字列が表れます)
このシリアルナンバーをコピーしておきます。
ここで Soniccouture サイトでの作業は終了です。
Native Access でインストール
発行されたシリアルナンバーを登録し、 Hammersmith Free をインストールする作業に移ります。
シリアルナンバーの登録
Native Access を起動します。

画面左下の “Add Serial” をクリックします。

入力フォームが表示されました。
先程コピーしたシリアルナンバーを貼り付けます。
(4文字毎に分かれていますが、貼り付け一回で全て入力されます)

入力に成功しました。
Native Access のホーム画面に Hammersmith Free が追加されました。
“OK” をクリックします。
Kontakt に関する注意書きが表示されます。

要約すると以下のような意味になるかと思います。
- Hammersmith Free には 6.2.0 版以上の Kontakt が必要
- 現在、実行可能な版の Kontakt がインストールされていない
- 最新版の Kontakt (7.10.9) と Hammersmith Free を併せてインストールするにはクリックを押す
私は既に Kontakt 8.5.1 版を所持していますし、Native Access 上でもその旨の表示がされています。変ですね?
私は “Install Both” は選択しませんでした。
“Cancel” か “Only Install This Product” のどちらを選んだかについては、申し訳ないですが記憶が不確かです。
HAMMERSMITH FREE の公式サイトに Kontakt 8 player のシステム要件のリンクが貼ってあるわけですから、現時点で最新の Kontakt を所持していれば、敢えて Kontakt (7.10.9) をインストールする理由はないだろうと考えました。
Hammersmith Free のインストール
続けて Hammersmith Free をインストールします。
尚、初期設定ではCドライブに保存されると思います。保存先を変更したい場合、先にこの記事の”Degression – Native Access の File Management の設定”をお読み下さい。
Hammersmith Free の “Install” をクリックします。
先程 “Install Both”、”Only Install This Product” どちらかを選択済みであれば、既にインストールは始まっていると推測します。
インストール終了を待ちます。

インストールに成功しました。
Native Access での作業は終了しましたので、アプリを閉じて構いません。
以上で HAMMERSMITH FREE のインストール作業は終了です。
HAMMERSMITH FREE 及び Kontakt Player をインストールが済みました。DAW上での確認作業に移ります。
6. DAWで起動確認
DAWを起動し、Kontakt Player のトラックを作成します。

Hammersmith Free が Instruments に追加されています。
尚、Hammersmith Free 追加後、初回起動時には認証されるまでに少し時間がかかるようです。新規トラックを立ち上げた直後は Hammersmith Free は表示されませんでした。
KONTAKT の中に追加されたのかな?と探しているうちに表示されるようになったので、特別な操作は必要ないと思います。
Hammersmith Free のアイコンの右上に表示される”>”(Load first preset)をクリックします。

画面が Hammersmith Free のエディターに遷移しました。

鍵盤を操作すると音が鳴ります。
Degression
本題とは少しズレますが、一応、記しておきます。
Native Access の File Management の設定
Native Access の “Preferences” から “File Management” を開くと、アプリケーションやコンテンツがダウンロード・インストールされる場所(Path)を確認・変更ができます。

Hammersmith Free は Content に当たり、”Content Location” に保存されます。
画像の “Content Location” の “E:\DTM\Native Instruments\Content” は私が設定したPathです。
HAMMERSMITH FREE はこの “Content Location” に保存され、正しく読み込むことができています。
(約5GB分、Cドライブの圧迫を回避できたことになります)
At the end.
私自身、Hammersmith Free をとても気に入って使っています。音がきれいに響くとただそれだけで楽しい、と感じています。
今回は以上です。読んで下さった方、ありがとうございました。
| サイト名 | URL | 参考にした日付 |
|---|---|---|
| Hammersmith Free | Soniccouture | https://www.soniccouture.com/en/products/p322-hammersmith-free/ | 2025/09/14 |
| The Hammersmith Virtual Piano Instrument | Soniccouture | https://www.soniccouture.com/en/products/26-percussion/g49-the-hammersmith/ | 2025/09/14 |
| サンプラー : Kontakt 8 | Komplete | https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/samplers/kontakt-8/ | 2025/11/20 |
| Samplers:Kontakt 8 Player : Specifications | Komplete | https://www.native-instruments.com/en/products/komplete/samplers/kontakt-8-player/specifications/ | 2025/09/14 |
| Samplers:Kontakt 8 : Specifications | Komplete | https://www.native-instruments.com/en/products/komplete/samplers/kontakt-8/specifications/ | 2025/09/14 |

